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【富士市】塗装工事のコツ!【リフォーム】

どんなに立派な住宅でも、そこに存在するだけで各所が徐々に劣化してしまいますので、定期的な点検やメンテナンスは欠かせません。

そして、住宅のメンテナンスの中でも非常に重要になるのが外壁や屋根の塗装工事なのです。

近年では、外壁材には窯業系サイディング、屋根材はスレート屋根が採用されることが非常に多いのですが、どちらの建材も表面塗装によって防水などの各種性能を備えています。そして、この表面塗装に関しては、およそ10年が耐用年数と言われており、住宅を長く維持していくためには、適切なタイミングで塗り替えをしてあげないといけないのです。

しかし、住宅にとって非常に重要度が高いメンテナンスになることから、悪徳業者に目をつけられてしまい、塗装メンテナンス後に「こんなはずじゃなかった…」と業者とトラブルになってしまう方も多くなっているのが現実です。住宅リフォーム業界はもともと消費者トラブルが多い業界だと言われているのですが、その中でも塗装工事のトラブルは年々増加しているのです。

そこでこの記事では、自分がこういったトラブルに遭わないようにするため、どういった事が原因でトラブルになるのか、またそれを防ぐための予防策はあるのかについて、ご紹介していきたいと思います。

外壁塗装でのトラブル例

冒頭で紹介したように、住宅リフォーム・紛争処理支援センターへの相談件数が増加しているようおで、2019年には34,002件もの新規電話相談があったそうです。
ここではまず、外壁塗装で考えられるトラブル例からご紹介していきたいと思います。

窯業系サイディングに弾性塗料を採用する

窯業系サイディングは、新築業界で8割以上のシェアを誇っていると言われる外壁材です。そして、この窯業系サイディングにも様々な種類が存在しており、中には断熱性の素材が組み込まれており、耐熱性などに優れた商品が存在します。

しかし、こういった高性能外壁材は、表面塗装として弾性塗料を採用してしまうと、蓄熱してしまう恐れがあるのです。そして、塗膜に通気性がないことから、表面塗膜に伸びて風船のように膨れて、塗装剥がれを起こしてしまうことがあります。
このようなトラブルは、塗装工事を施工する業者の知識不足が大きな原因となります。しかし、顧客側も「断熱性があるサイディングは弾性塗料がNG」ということを頭に入れておくことで、未然にトラブルを防ぐことができるでしょう。

塗装してもすぐに塗装がはがれる

近年では、外壁表面に汚れをセルフクリーニングしてくれるような非常に構成な外壁材が登場しています。例えば「光触媒・無機・フッ素」系の加工が表面に施されているものです。
これらの高性能外壁材は、表面に非常に強力な塗料が施されており、普通に塗装工事を行うと、新しい塗料が密着せずにすぐに剝がれてしまう、なんて現象が考えられます。なので、新たな塗料を施工する前に、しっかりと前の塗料を落としきる下処理が非常に重要になります。

こういったトラブルに関しても、基本的に塗装業者の知識不足が大きな原因になります。また、お客様自身が自宅の外壁いどのような外壁材が採用されているのかを知らない、ということも理由の一つになるでしょう。
したがって、自分自身で自宅の外壁に何が使われているのかを確認しておくことや、塗装工事を依頼する業者に関して、外壁材にも詳しい業者を選ぶということがトラブルの予防策になるでしょう。

屋根と塗装でのトラブル例

住宅の塗装工事と言えば、外壁塗装をイメージする方が多いと思います。しかし、使用する屋根材によっては、外壁と同じく定期的な再塗装が必要になる場合があります。特に新築業界で採用されることが多い、スレート屋根に関しては、屋根材自身は防水機能などを持っておらず、表面塗装がその役割を担っているのです。つまり、塗装の効果が切れてしまうと、雨漏りの原因となってしまう訳です。
この屋根塗装に関しても、外壁塗装同様にトラブルが多いの注意しておきしょう。

塗装後の縁切りがされずに雨漏り

「縁切り」と聞いてもイマイチイメージできない方が多いでしょう。これは、スレート屋根などに塗装を施した際、屋根材と屋根材の隙間を塗料が埋めてしまうのですが、それを切り取る作業のことをいいます。そして縁切りを行わなければ、屋根内に侵入した水・湿気の逃げ場がなくなり、屋根下地の劣化や雨漏りを招いてしまいます。

一般的に、塗装完了後、カッターなどで縁切りを行うのですが、非常に時間がかかる作業になりますので、手抜き業者の中にはこの縁切りを行わずに施工を完了させてしまうような業者があるのです。
こういった手抜きをされないためには、見積書で「縁切り」の作業が含まれているのかを確認してみてください。最近では「タスペーサー」と呼ばれる材料を使って縁切りを行う場合がありますので、見積りにタスペーサーが入っていれば縁切りされると考えてもOKです。なお、もっとも安全なのは、自分の目で確認することですので、可能であれば施工後に屋根の状態を見ておくのがおススメです。無理な場合でも、縁切りが行われた写真を複数用意してもらうように施工業者に指示して、最終確認すると良いでしょう。

雨漏り修理として塗装を行う

これは意外に多いので注意してください。住宅で雨漏りが発生した際「屋根塗装の効果が切れているから、塗装工事が必要」と言われ、雨漏り修理として再塗装工事を行う場合があります。しかし、住宅で発生する雨漏りというものは、非常に複雑な状況を得て、最終的に雨漏りとして表面化しているものなので、詳細な雨漏り原因の調査を行わず、塗装工事を行った場合、塗装後も雨漏りが止まらない、なんてことが考えられるのです。この場合、雨漏りを直したくて塗装をお願いしたのに、再度の雨漏り修理で別途費用が必要と言われトラブルになってしまいます。

こういったトラブルを防ぐためには、まずは雨漏り原因の特定から行うようにするということを忘れないようにしましょう。原因の特定がないまま、言われるがままに塗装工事を行った場合、見た目だけは直ったのに、雨漏りが止まらない、なんてことになるリスクがあるのです。

その他のトラブル例

住宅の塗装メンテナンスでは、上記以外にもさまざまなトラブルが報告されています。以下で、どのような事例があるのかをまとめてご紹介しておきますので、騙されないためにもできるだけ頭に入れておくことをおススメします。

下地処理が不完全のまま塗装を行う

塗装工事を行う場合、金属部分をキレイにするケレンやひび割れの補修が大切です。これを怠ると、早期の塗装剥がれの原因となる場合があります。塗装前に下処理がきちんとなされているかしっかりと確認しておきましょう。

洗浄が不十分なまま塗装を行う

これも塗装前の下処理になります。外壁・屋根どちらの塗装でも、既存塗料や汚れを落とすため、高圧洗浄などで塗装面を綺麗にするはずです。これが不十分なまま塗装を行うと、早期の塗装剥がれの原因となります。なお、表面にカビやコケが繁殖している場合の塗装面は、きちんとバイオ洗浄までしてもらうようにしてください。

塗回数が不十分

塗装工事は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本と覚えておきましょう。業者の中には、3回を2回などにして、工期を短くしたり費用を浮かせようとするのですが、これは悪質です。塗り回数が少なければ、塗装ムラがでたり、早期の塗装剥がれの原因となるでしょう。まずは見積書で何回塗りなのか確認し、記載がない場合は業者に直接「何回塗りですか?」と聞いてください。さらに、下塗り・中塗り・上塗りで多少色が異なりますので、きちんと塗装回数が守られているか、施工中も自分の目でチェックしてみましょう。

まとめ

今回は、外壁や屋根の塗装工事について、近年増加していると言われている業者とのトラブル例とその予防策をご紹介してきました。住宅リフォーム業界は、昔から消費者トラブルが非常に多いと言われているのですが、その中でも塗装工事に関するトラブルが非常に目立っています。これは、どのような業者が施工を行ったとしても、塗装完了直後は美しく仕上がっているように見えるためだというのが大きな原因でしょう。

しかし、塗装工事において、下処理に手抜きがある、必要な回数の塗りが無い、などとなれば、本来の耐用年数よりもかなり早く塗装剥がれが生じてしまう恐れがあります。しかし、2年や3年後に塗装剥がれが生じた場合に業者にクレームを言ったとしても、「他の原因で塗装が剥がれたのでは?」と言われてしまい、消費者側が泣き寝入りになってしまうことが多いのも現状です。

こういった被害に遭わないためには、この記事でご紹介したようなポイントを押さえておき、正規の施工手順が守られているのか小まめにチェックしておきましょう。

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